私が農業を選んだ背景

農業

コルザのブログをご覧いただきありがとうございます。

今回は私が農業の道へ進むことになった経緯を少しお話ししたいと思います。

農業への興味

私の農業への興味の原点は、最近のことではなく、子どもの頃の記憶にあります。振り返れば、私は子どもの頃から自然に触れることが大好きでした。中でも印象に残っているのは、山の麓に住む祖父母の家でのえご草の処理や杉起こし。

進路を考える際にも、高校や大学という人生の節目で、候補にはいつも農業という選択肢が用意されていたように思います。

その興味は成人した後も変わらず、留学先の友人の家で落花生や龍眼の収穫のお手伝い、蟹獲りに積極的に参加するなど、自然を相手にした活動にいつも心が解き放たれる楽しさを感じていました。

農業の道を選ぶきっかけとなった出来事

もともと農業には興味がありましたが、以前までは異文化への好奇心の方がずっと強く、農業は毎回第二希望止まりでした。しかしそんな時、留学を終えて現地で念願の就職を果たしたものの、それと同時期に大好きだった祖母の訃報が重なるという出来事がありました。(この話はまた別記事で)

突然の別れは想像以上にショックが大きく、どうしても仕事に身を入れることができなくなってしまいました。当初は数年働く予定でしたが、家族のそばにいたいという思い、せっかく採用されたのだから頑張らなきゃという思い、そして自分が本当にやりたい事は何なのかという葛藤で、心身共に疲れていきました。

祖母との日々の追憶に耽る中ふと思い出したのが、祖母と一緒に大自然の中で過ごした穏やかな時間です。その記憶に触れた瞬間、「そうだ!帰国して農業やろう」とずっと心にあった農業への想いが確信に変わりました。悲しい別れでしたが、それが私の人生の分岐点となり、今の農業という選択に繋がっています。

終わりに

「あの時、農学部に行っていればもっと近道だったかな」と思うことも正直あります。

しかし留学や現地採用などの経験は、私の視野を広げ、多様な価値観を与えてくれたかけがえのない財産です。これらの選択自体、私の人生において非常に大きな助けとなりましたし、その経験を積めたことに後悔はありません。

遠回りをしたからこそ、より多くのそこに行かなければ出会えなかったであろう方たちや、見ることができなかったであろう景色に巡り合うことができました。もし最短ルートで農業を始めていたら、気づけなかったことも多かったはずです。

生きていれば色々なことがありますが、あの寄り道のおかげで、今の自分があるのだと感じています。これまでの経験を大切にしながら、今後も農業に向き合っていこうと思います。