私のスキンピッキングとの向き合い方(後編)

レジリエンスログ

コルザのブログをご覧いただきありがとうございます。

前回は私のこのスキンピッキングが始まったきっかけと、実際にどのような症状が出ていたのかをお届けしました。

私のスキンピッキングとの向き合い方(前編)
コルザのブログをご覧いただきありがとうございます。皆さんは、ご自身のささくれやかさぶたなどが気になったことはありますか?気になって剥がしてしまった経験のある方は少なくないでしょう。今回は私の精神的症状の一つである「スキンピッキング」について…

今回は、私が試してきた対策や心境の変化についてお話ししたいと思います。

私が試してきた対策とその効果

この症状が出始めてから、私はさまざまな方法をを試してきました。

お家にいるときは手袋をはめたり、「今日は右足のこのかさぶただけ」「今日は入浴の時だけ」とルールを作って制限したりしました。手の寂しさを紛らわせるために、ストレスボールを試したこともあります。

試した数日間は我慢できましたが、我慢すればするほど余計に気になってしまい、結局またむしり始めてしまいました。

かさぶたを剥がせないストレスと剥がしてしまった後の自己嫌悪、その繰り返しでした。物理的な対策だけでは、この症状はよくなりませんでした。

前向きな目標とお風呂での工夫

そんな時、どんな対策を試しても効果は今ひとつだった私に、この症状を改善するきっかけが訪れました。「台湾の大学へ進学する」という目標です。

前向きな想いが芽生えたとき、ただ絶望して我慢するのではなく、「自分のために改善していこう」と思えるようになりました。これは、以前私がブログでお話しした歯磨きとの向き合い方に通ずるものがあります。

私の歯磨きとの向き合い方(後編)
コルザのブログをご覧いただきありがとうございます。前回は私の歯磨きに対する行動とそのきっかけについてお話ししました。今回は私がどのように向き合ってきたのかについてお話ししたいと思います。自分のルールを少しずつ手放すこと当時の私の歯磨きは、特…

台湾の大学に行くための合宿に参加したのですが、そこでは「シャワーは10分以内」というルールがありました。当時の私は入浴の際にかさぶたを剥がすためだけに30分以上費やすこともありました。

そこで、普通にお風呂に入るとかさぶたが目に入って触りたくなってしまうので、私は「お風呂場の電気を消す」という方法を思いつきました。

浴室の電気は完全に消し、隣の洗面所の明かりだけを頼りにする。10分以内にシャワーを終わらせるという時間の制限も相まって、入浴の際のかさぶたを剥がすという行為は大幅に改善されました。

安心できる環境と今も続く葛藤

高校、大学、社会人と進む中で、家庭や学校での人間関係や物事がうまくいっていて、自分が安心できている時は、精神的症状が自然と和らいでいきました。
今なら「ストレスが溜まっているよ」と教えてくれる心からのサインだったのだと分かります。

ただ解決できない根本的な問題もあります。それは、私の人生で一番大切だった人が、もうこの世界にはいないということです。どれだけ時間が経っても環境を変えてもその穴を埋めることはできません。

大切な人を失ったあと、私には常に「現実」が消えてしまうような感覚が纏わりついています。

今振り返ると、一人で考えている時、予定がなくて暇な時、寂しさや不安に襲われた時に皮膚をむしってしまうのは、「消えそうな現実感を無理やりにでも呼び戻し、自分を現実に繋ぎ止めようとする防衛反応」なのかもしれません。

私が負ってきた傷はすべて私の「勲章」

これは私の好きな中国語の曲の歌詞の一部です。

私の四肢には数えきれない傷跡が残っています。白くて丸く盛り上がっている傷跡もあるので、初めて見た友人には虫刺されに見えるようです。「えっ、めっちゃ虫刺されてない?!」と。

私は友人に聞かれたときに軽く事実を言うようにしています。自分のこれまでの経験を否定したくないからです。私がこれまで負ってきた傷は、見えるものでも見えないものでも、そのすべてが必死に生き抜いてきた私の証です。

以前の私と比べ、「またやってしまった」と結果だけを見て自分を責めなくなりました。症状を敵として排除するのではなく、自分の心のサインとして受け入れられるようになりました。

ブログを始めて自分のこれまでを振り返ってみて、「私は今日まで本当によく頑張ってきたんだな」としみじみ思います。

このブログをご覧になっている皆様の中にも、症状で辛い思いをしている方がいらっしゃるかもしれません。どうか自分を責めないでください。自分のペースで、自分に合った方法で、ゆっくり歩いていきましょう。