コルザのブログをご覧いただきありがとうございます。
前回は私の歯磨きに対する行動とそのきっかけについてお話ししました。

今回は私がどのように向き合ってきたのかについてお話ししたいと思います。
自分のルールを少しずつ手放すこと
当時の私の歯磨きは、特定の数字や回数通りに磨かなければ気が済まない状態になっていて、気づけば一回の歯磨きに1時間半以上もの時間を費やしていました。
正直に言うと、当時のあの状況からどうやって抜け出したのか、はっきりとは覚えていません。ただ思い返してみると、抜け出すために私がやっていたことが一つあります。それは、それまで自分を厳しく縛り付けていたルールを、少しずつ手放していくことでした。
強迫観念が脳内で「回数通りに磨かないと大変なことが起きるぞ」と脅してくる中、磨く回数を減らすことは、私にとって簡単なことではありませんでした。
それでも例えば、「今日から磨く回数を100回往復から95回だけに減らしてみよう」とマイルールを少しずつ手放すことを繰り返していきました。
よく行動を習慣化するには少なくとも3週間かかると耳にします。自分を疲れさせる習慣を少しでも自分を楽に、尚且つより健康になる習慣へとシフトできるように試みました。
その結果、今では一回の歯磨きをわずか10分以内で終えることができるようになりました。
私に訪れた新しい習慣へのきっかけ
それからもう一つ、私の生活や習慣をより良くしてくれたのは、強迫観念と真っ向から闘うことではありませんでした。それよりも、「強迫観念を上回るほどの前向きな目的」に出会うことだったのです。
私にとってのその一つは「台湾の大学に進学するための合宿コースへの参加」(別記事で書きます)でした。他の受講生たちと共同生活を送りながら、しっかりと学びを深めたい。そのためには、自分を縛る厳しいルールを緩めて、生活習慣をもっと楽にしていく必要がありました。
「不安だからやる」という理由ではなく、「目的のためにしっかりと準備をしたい」という主体的なエネルギーが生まれたとき、これまで自分を縛りつけていたマイルールを大幅に手放すことができました。
世間の基準ではなく、自分の「納得」と「満足」
一般的な歯磨きといえば3分から5分ほどで終わるものかもしれません。それを基準に考えれば、私が今かかっている「10分」という時間は、人によっては「まだ長い」「まだ強迫観念が残っている」と感じる数字だと思います。
しかし私にとって大切なのは、「その10分間、自分の中に苦痛があるかどうか」、そして「磨き終わったあとに、自分が満足できているかどうか」なのです。
かつての歯磨きは、強迫観念に支配されながら無理やりやらされる、ただ苦痛に満ちた時間でした。しかし、今の10分は違います。自分の意思で、自分が心地よく納得するために、主体的に使う時間です。
同じ「歯を磨く」という行為であっても、私自身が「苦しくない、これで満足だ」と心の平穏を感じられること。それこそが、何よりも大きな進歩であり、私にとっての一つのゴールでした。
グレーのままで自分の心地よさを探していく
精神的症状がつらかったとき、私はどうしても「完璧に治すこと」や「他の人と同じになること」を目標にしてしまいがちでした。
しかし、その症状と向き合う過程の中で、常識や科学的根拠も時代や観点によって異なるのだと気づいたのです。完璧を求めずグレーのままで自分に合ったものを取り入れればいい。そう思えてから、このままでも十分に自分なりの心地よさや幸せを見つけられるようになりました。
今、このブログをご覧の皆様の中にもマイルールや強迫観念に縛られて、日常の動作に悩まされている方もいらっしゃるかもしれません。
誰が何と言おうと、ご自身が「苦痛がない、これで満足だ」と思えるラインを、ご自身のペースでゆっくりと探していただければ幸いです。